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吉村 公男; 越川 博; 八巻 徹也; 猪谷 秀幸*; 山本 和矢*; 山口 進*; 田中 裕久*; 前川 康成
Journal of the Electrochemical Society, 161(9), p.F889 - F893, 2014/06
被引用回数:21 パーセンタイル:61.31(Electrochemistry)イミダゾリウムカチオンを有するグラフト型アニオン伝導電解質膜を、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)膜に-ビニルイミダゾールとスチレンを放射線グラフト重合により共重合する過程と、それに続く-プロピル化およびイオン交換反応により作製した。得られたアニオン膜は、イオン交換容量は1.20mmol/g、導電率は28mS/cmであった。80Cの1M KOH中での耐アルカリ性を評価した結果、浸漬250時間後でも10mS/cm以上の導電率が維持され、高い耐アルカリ性を有することがわかった。本研究のアニオン膜を用いて作製した水加ヒドラジン燃料電池において最高出力75mW/cmを確認した。
由良 敬
プロテオミクスの最新技術, p.93 - 101, 2002/11
ゲノム配列の決定は生物学に大きな影響をもたらす。ゲノム配列とはそのゲノムをもつ生物種の設計図であり、ゲノム配列を解読することで、その生物がどのようにして構成されているのかが理解できるからである。1995年にHaemophilus influenzaeの全ゲノムがはじめて決定された時点で、生物学者が直面した問題は、ゲノム配列がわかっても、残念ながらその中に何が書かれているのかがわからないということであった。それまでの遺伝学及び生化学の知見では、理解できない情報が厖大に存在する。これらの情報を従来と同じ遺伝学及び生化学の手法のみで解析していくのは不可能に近い。そこで脚光を浴びるようになったのが生命情報学である。本章では生命情報学の現状と未来を解説する。
下司 和男; 小沢 国夫
Journal of the Physical Society of Japan, 51(7), p.2205 - 2208, 1982/00
被引用回数:23 パーセンタイル:81.65(Physics, Multidisciplinary)強誘電体{N(CH)}CuBrの圧力-温度相図を誘電測定によって調べた。I-II,II-III,III-IV転移温度は0GPaでそれぞれ、-2.5C、-33.2C、-37.3Cであったが、圧力と共に直線的に増大する。I-II,II-III,III-IV転移温度の圧力係数は97、120,370degGPaであった。圧力の増大と共に、強誘電性III相の領域は減少し、0.016GPaで消失する。この物質の圧力-温度相図は、強誘電性{N(CH)}XCl(X=Zn,Co,Fe,Mn)の相図と全く様相を異にし、強誘電性の機構が相異っていることを示している。
吉村 公男; 猪谷 秀幸*; 山口 進*; 田中 裕久*; 前川 康成
no journal, ,
水加ヒドラジンなどの液体燃料が使用可能なアルカリ形非白金燃料電池において、アニオン伝導電解質膜のアルカリ耐性の向上が求められている。本発表では、これまでに放射線グラフト重合を用いて作製したイミダゾリウム基を有するグラフト型アニオン膜について、それぞれの膜物性やアルカリ耐性、ならびに水加ヒドラジン燃料電池に応用した結果についてまとめた。現在最も一般的に用いられているアルキルアンモニウム基を、共鳴構造により正電荷を分散できるイミダゾリウム基に変更することで、従来問題になっていた含水膨潤による膜破断を抑制できた。そして、グラフト鎖へのイミダゾリウム基の直接導入、スチレンとの共重合化、及びイミダゾリウム環の2位炭素のメチル基による保護により、アルカリ耐性が大幅に向上し、燃料電池動作条件において、目標耐久性である1000時間以上を達成した。更に、グラフト鎖と同一組成のイオン性接着材料を新たに合成し、グラフト型アニオン膜と組み合わせて燃料電池セルを作製することで、水加ヒドラジン燃料による発電試験で230mW/cmの出力を確認できた。
吉村 公男; 猪谷 秀幸*; 山口 進*; 田中 裕久*; 前川 康成
no journal, ,
白金を必要とせず、水加ヒドラジンなどの液体燃料が使用可能な燃料電池自動車の開発において、アニオン伝導電解質膜のアルカリ耐性の向上が求められている。本研究では、-アルキル-2-イミダゾール-4-イルスチレンのグラフト重合、-アルキル化およびイオン交換反応を検討することで、アルカリ分解反応が報告されている化学構造の水素を排除した新規アニオン膜の合成ルートを確立した。80C、1M水酸化カリウム中での導電率減少からアルカリ耐性を評価した結果、本研究のアニオン膜は水素を有する従来膜に比べ浸漬初期の導電率の急激な減少が明確に抑制されていた。さらに、-アルキル化の検討から、もう一つの分解機構である加水分解開環反応の抑制がアルキル基の選択で可能であることを明らかにした。